大好きな沖縄の方へ「ブラック企業で働いている人に読んで欲しいです」

 仕事について、一つの考え方があるな~と思って読んでください。

 

私は高校卒業後に家を出て、頼るのは自分だけという状況でした。

なので、「未熟な私を雇ってくれてありがとうございます。」-と、心から思って働いていました。

 

生きる→お金が要る→働く必要がある→雇ってくれた→生きていける→会社のおかげ

という考え方です。

 

 腹の立つ事も多いですが、働いている時間は、私の能力全てを会社に捧げるつもりで働いていました。

多少の文句や愚痴を仲間と言い合っていましたが、愚痴レベルで収まらなくなり「ここでは働けない」と判断したら、転職活動を休みの日にしていました。

なので、転職は何回もしていますし、そもそも私は、勤めている会社が未来永劫残っているとは思っていません。

だから、そこの会社では不要な資格でも、関連する資格は取得するようにしていましたし、働いて得られる知識は身につけるように努力していました。

 

理由は、同じ業界の他社で、通用する人材でいる為です。

 

 

時々、雇用主にいいように使われていて、文句を言いながら働いている人に会います。

最近、私は愚痴だけで終わる人達の共通点を見つけました。

 

会社に働きながら復讐しているのでは?と思ったのです。

 

例えば、お気に入りのお客様に規定以上の粗品をいつもあげていたり、お客様に経営者の愚痴を言っていたり、手を抜いて楽をしようとしてるのです。

そこで継続して働き続けれらるように、心のバランスを保つ為に無意識に行動をしているんだな~と思ったのです。

 この心理を以前のブログ「人はバランスを無意識に取っている」に書いています。

 

 

 最後に、紹介したい本があります。

脳科学者の中野信子氏の著書【科学がつきとめた「運のいい人」】の中で書いているのですが、ブラック企業の社長が社員を採用する内容の一つに「使い勝手のいい人材」があるそうです。

使い勝手のいい人材の特徴の一部が「まじめ、人を疑う事を知らない、人の話を素直に聞ける、責任感が強い」だったそうです。

普通なら、こんな人は理想的ないい人のように思えるでしょう。

まじめというのは、ある意味、社会規範に自分を合わせる事です。

人を疑う事を知らない、人の話を素直に聞けるというのは、ある意味「自分」を持っていない、ということ。つまり、自分を大切にしていないのです。

社会のルールに自分を合わせがちな「自分」を持たない人が責任感を発揮するとどうなるか。

自分が入社した企業はどこかおかしい、居心地が悪いと気づいていても、なかなか辞められないのです。ほかの社員は一生懸命頑張っているのに、自分だけ辞めるのは申し訳ない、責任を全うできない、などと考えてしまう。責任感の使いどころを間違えてしまうのです。

 

では、どうすればいいのでしょうか?

 

中野氏の答えは「大切なのは、社会のルールや常識を自分より上のものとみなさない事。一番大切にするべきは自分なのだ」と考える事です。ーとおっしゃっています。