大好きな沖縄の方へ「苦手な人と話す方法」知ってる?
AさんからLINEで相談を受けました。
A「苦手な人と2人で会うのだけど、どうしたらいいですか?」
私「アサーションていう技術があるんだ。それは異なる意見や立場をいったん受けとめる。その上で、相手との対立を無駄に激化させないように言葉を選び、働きかける事なんだけど…。」
私「代表例は、ドラえもんのしずかちゃん」
A「しずかちゃん?」
私「しずかちゃんは遊びに誘われたら『いいわね~』『楽しそう』と肯定的な言葉で返すの。でもその後に『でも今日はピアノの習い事があるんだ』と自分の立場を表明する。というやり方。」
私「誘った友達からすれば、思い通りにはならなかったけれど不快感は残らない」
A「分かった。不思議なんだけど、当たり前のようだけど、私には出来なかったことだわ」
以上のやり取りの「私の部分」は、
工藤 勇一氏著「麹町中学校の型破り校長 非常識な教え」からの引用です。
更に、Aさんとのやり取りは続きますが、これは分かりにくいので説明に代えますね。
私たちは「正しい事」に価値を置きがちです。
相手が間違って物事を捉えている時、無意識に(とっさに)正しく直そうとします。
私達の多くは「自分は正しい」と(無意識に)思っています。
そして、親切心から相手に教えようとします。
この事を知ってから、私は気を付けるようにしています。
私の場合、相手が私と違う意見を言った時に、返すセリフは一つです。
「〇〇さんは、そう思ったんですね」
例えば、相手が勘違いから愚痴を言ったとして、あなたは事実を知っているとする。
「それは、〇〇さんの勘違いだよ。」と、いきなり話すのではなく、
「〇〇さんは、そう思ったんですね」とまず、肯定する。
これは嘘ではないです。相手が思った事は事実です。
それから、「私が知っている話は違うのだけど…」と、
「Iメッセージ」で話す。
「私は聞いた。」「私は思っている。」「私は…」
というIメッセージは嘘が無いのです。
繰り返しますが、相手がそう思っているのは、「事実」です。
相手の「事実」を受け取り、次にあなたが話すのです。
受け取るのであって受け入れるのではないのです。
共感するのではなく、理解するのです。
私とあなたは違う。違っていていい。ううん、違うのが当たり前なのです。
それが分かるようになると、あなたがみんなと違っても大丈夫になります。
その日の夜Aさんから
「とても楽しい時間を過ごせました!自分なりにしずかちゃん出来たと思う」
という報告LINEが来ました。