世界が見たいと幼い頃から思っていました。

 私は「世界はどうなっているのだろう?」見たい、知りたいと子どもの頃から思っていました。

なのでお金を貯めて、オーストラリア、韓国、台湾、アフリカ、アメリカ本土、ハワイ、ボルネオ島、などの海外を見る機会を作ってきました。

歳を取っても、親になっても、その好奇心は変わっていませんが、世界を広げるのに一番大切なのは「自分の心を整える事」なのでは?と思うようになりました。

 

 最近「傾聴」という技術が自分の世界を広げる方法の一つだと気が付きました。

【傾聴】を辞書で調べると「相手の話を熱心に聞く事」とありますが、全身全霊で相手の話を聞くことはとても難しく、私は何度も講座に通っていますが、本気で人の話を聞く努力をし始めてから運が開けたように感じています。

 その理由の一つに、傾聴をする際に「自分の考えが弊害になっている事」が分かってきたからだと感じています。

私と似た価値観や意見などは聞いているのは心地いいのですが、違う考えや価値観だと話を聞くのも苦痛で、私の意見と違っていたり倫理的におかしいと思うと、話を途中で遮り私の意見を話しだすか、もしくは相手が話し終えたらこれを言おうと考えてたりして相手の話を聞いていない事に気が付いたので、自分の意見や思いを横に置く事を意識して最後まで話を聞く努力をするようにしました。

 

 そうすると「相手の話を受け止めるけれど、受け入れなくていい」という事が分かり、そして相手と自分を切り離して話が聞けるようになってきました。

 

それが多少できるようになってくると、私は世の中を無意識に自分の尺度で測っていた事や、いろいろな事を私が決めつけていた事に気が付いてきました。

 

 人は様々な経験をして今の自分を作っています。

私は目の前の人がこういう考えに至ったのは、どんな経験をし、何を見たり何を聞いたりしたのか?という事まで今は興味があります。

そういう姿勢で人に接すると、今まで見えなかった事や考え方などを知る事が出来るのです。

 

世界を狭めていたのは、私の思い込みや価値観だったんだ!』と気が付いたので、私は違う価値観、違う意見の方の話を知る努力をするようにしています。

すると、視野が広がり、何気ない日常からも多くの気付きや、小さな幸せを以前より感じて暮らせるようになったように思います。