大好きな沖縄の方へ「幸せとは、なんですか?」
私の理想の生活を送っている人がいます。
素敵な家に住み、働き者で優しい旦那さんがいて、独立したお子さんは近所に住み、
旅行も楽しみ、お友達も多いですし、贅沢しすぎなけば死ぬまでのお金の心配もありません。
お付き合いが増えていくと、ある事に気が付きました。
小さな粗を見つけては、いつも愚痴ばかり言っているのです。
私は「??????」の状態が続きました。
その方とご縁を頂いて、幸せって状況や状態じゃないんだ~。
良い会社に入社しても、結婚できても、お金があっても幸せになれないんだー。
その方と一緒に過ごす事で、心から理解出来ました。
暫くすると「どうしてなんだろう?」と疑問が湧きました。
彼女の周りには、彼女以上に裕福な人が多い事に気が付きました。
「足るを知る」という言葉がありますが、今あるものに満足する気持ちの事です。
(曹洞宗のご住職で庭園デザイナーである枡野俊明の本「禅シンプル生活のすすめ」から引用させて頂きます。)
人間の欲望は果てしないもの。一を手に入れれば十が欲しくなる。
十を手にすれば百を求めるようになる。不必要だと分かっていても、欲しいという気持ちを抑える事ができない。この渦にのみ込まれたら、満足感を味わう事はできません。
必要なものは手に入れたいと思うでしょう。それは決して醜い欲望ではありません。
ただし、必要最低限のものを手にしたときには「ああ、これで私は十分だ」と思うことです。~中略~
今あなたが不満の中にいるのなら、もう一度考えてみる事です。あなたが望んでいることや欲しているもの。それは、本当に必要なものですか。
例えば、私のご近所さんは高級車に乗っている方が多いです。
前の家は、レクサスとベンツ。横もベンツ、斜め前もベンツ。みたいな感じです。
我が家は車中泊を目的に車を購入しました。
運転の苦手な私は、車中泊もでき日常使いにも困らないという事に重点を置いて探しました。
たまに友人のベンツに乗せて貰うのですが、我が家の愛車と3倍~4倍の価格差があるのを知っています。
「素敵だな~」と思うけど、以上です。
そのベンツでは、私の目的が果たせないのです。
先ほども書きましたが、私が気が付いたのは
「幸せとは環境や状況ではなく、どう感じていているかという事です。」
私の人生のスタートは、6畳一間、風呂なし、共同トイレ、給湯器なしだったので寒くても水道からは冷たいお水しか出ませんでした。
1歩1歩目の前の事に向き合って生きてきた、結果の「今」があります。
嫌な状況になると、いつも私自身に言うセリフがあります。
「今の私の状況は私の考え方、行動に相応しい状況。このまま現状維持を続けるのか、不満だと思う所に向き合うのかは、私が決める事。」
そして、問います。「では、どうする?」