子どもと関係が良くなる為に私がした事①

私は息子とこの長い休みをエンジョイしています。

 

実は、3月の頭まで息子は気に入らない事があると私を睨む時がありました。

こういう目で親を見るのかとぞっとするような目つきなのです。

 

それでも、比較的仲が良いと思っていました。

でも、上手く表現できないのですが、何かしこりのようなものを感じていました。

 

現在は睨むこともなく「しこり」も感じません。

ずっと一緒にいても「心地良い」です。

この長い休校中にとてもいい関係になれたように思います。

 

 こういう関係になれた大きな理由の一つに「息子を理解しよう」とした事が大きいと思います。

息子が、何か私に言う時に最後まで話を聞き、私から見て違うと感じても否定せず、私が彼の考えを理解出来なかったら、「どうしてこういう考え方」をしているのか背景を聞き出すようにしました。

話が終ると「〇〇は、こう思っているんだね」と私の解釈を伝えた上で、受け入れられない場合は理由を伝えて、それから「NO」と言います。

今までは、同じ「NO」だとしても、話を途中で遮り、「これはこうだからこうしなさい」という言い方をしていました。

 

今の私は、人は意見を叶えて欲しいというより、「分かって欲しい」のだと思っています。

 

その事を体感できる体験をしたことがあります。

ある女性と出会った時の事です。彼女はアトピーなのですが、私と常識が大きく違っていたので私は理解が難しく、とにかく話を分かる事に集中しようと思い話を聞きました。

その時に、始めて自分の考えを捨てて、目の前の人にだけ集中出来た瞬間でした。

 

そして、「〇〇さんの考えている事は△△って事なんだね」と言うと、表情がぱぁ~と明るくなり、

「そうなんです。今まで親も子ども、友達も 誰も分かってくれなかったんです‼️」

と嬉しそうに言いました。

そして、びっくりした事がおこりました。

彼女のアトピーがひき、顔に艶までも出ていたのです。

私はその時に、「人に分かって貰えるという事は凄い事なんだ!」と思ったのです。

アトピーは治ったのではないです、あくまであの時だけの一時の現象です。

 

 

 実は私がその体験が出来たのは、「傾聴講座」に何度も通い「聴く」という勉強をしていたからです。

 

 その体験以来、相手に共感するのではなく、相手を「理解」するように聴くようにしています。

 

実は、私は息子の話を聞いている事は少ないです。何故かというと興味がない「ゲーム」の話が多いからです。

私が楽しくないのにウソをついて「楽しい」と言っても相手は分かると思うのです。

ですが、息子の事には興味があるので「何が楽しいのか」「何を伝えたいのか」という事に意識しています。

そして「このゲームが好きなんだね。具体的にどういう所が好きなの?」と聞き出し「〇〇が好きなゲームの事を教えて貰えて嬉しい」と伝えます。

私は息子を理解したいので、本当に嬉しいからです。

 

ちなみにゲームを覚える気はありませんでしたが、何度も話すので嫌でも覚えます笑笑