子どもと関係が良くなる為に私がした事②
私の以前の仕事は、ある習い事教室のアシスタントでしたが、それでも当時そこに通う子ども達や保護者からは「先生」と呼ばれていました。
息子もそこに通っていましたが、彼が小学1年生の時に体調を崩したので私は辞めましたが、息子はそのまま通っていました。
ある日、息子から「また〇〇教室で働いて欲しい」と言われました。
話していくうちに、この発言の理由が分かってきました。
私が「先生」と呼ばれる事が嬉しかったようです。
「こんな小さい子どもでもこういう感情があるんだ!!!」と思いました。
体調を崩しても好きな仕事だったので頑張っていたのですが、不調になった大きな理由の一つはストレスが原因だったので、以前から言いたくても言えないでいた事を伝えたら却下されてクビになった経緯があったのです。
私は「ママに〇〇教室でまた働いて欲しいと思っているんだね。でも、ママはそこで働くつもりはないんだよ」と答えました。
このやり取りで、分かった事がありました。
相手に期待して望んでもいい、だけどその事を実行するかしないかは「当時者」が決めればいいんだ。
例えば人から「先生」と呼ばれる事でプライドが満たされる感情が幼い息子にあるなら、こんな小さな子どもでも抱くのだから、私達「親」も「子ども」に期待するのはいいんだ!その代わりちゃんと「その期待に応えるどうかは子ども自身にある」という事を伝えればいいのでは?と思いました。
私は、アフターコロナの時代に最も必要な事は「自分の本心が分かっている事」だと思っています。
子どもが本心を否定しない為に、私の望みと違う選択をした時に、「ママはちょっとはがっかりするかもしれないけれど、大好きなのは変わらない」という事も合わせて伝えています。