息子に言うか迷っていた事を話しました。

3月から学校が休みになり、試行錯誤しながら息子に家事をやって貰っています。

現在は、庭掃除、トイレ掃除、洗濯物(タオル類だけ)を干す、畳む、取り込む。入浴前の浴槽掃除は息子の仕事になっています。その都度プラスアルファーで追加しています。

 

先日、久しぶりの登校日でした。

帰宅した息子から「こんなに家事をやっているのは僕だけ、みんなこんなにやっていない」とムッとした顔で言い出しました。

ひとしきり彼の話を聞いたうえで、ずっと言うかどうか迷っていた事を話しました。

 

 「多分〇〇の家事の量はみんなより多いだろうと思っていたよ。

実は、ママは〇〇に話すの事を迷っていた事があるの。

家事をやって貰っているのは新型コロナウイルス対策の一つなの。

 ちょっと考えてみて、今 パパかママが感染したとするよね。

でも、生活はしていかなきゃいけないの。

例えばパパが感染したとして、自宅療養か病院に入院したとする。

でも、〇〇とママはご飯も食べる、その為には料理をしなきゃならない。

ご飯を食べたら食器は汚れる、汚れたら洗わなきゃならない。洋服も着たら汚れる、汚れたら洗濯をして、干さなきゃいけない。おしっこやウンチをする度にトイレを使う、使ったら汚れる。汚れたら掃除する。こういう作業はなくならないの。」

 

という事を話した上で質問しました。

 

パパが感染した時に、今のように優しくママが家事を教える事が出来ると思う?

 

「思わない。ママはいつもイライラして怒っていると思う!」

 

「でしょう。万が一を想定して生活する事が大事だとママは思うの。出来る限り感染しないようにする事も大事だけど、そうなった時を想像して備えるの。」

という話をして彼は納得したようで、また決められた家事をこなしています。

 

 息子は先月半ばから、頭や体を撫でながらじゃないと寝付けなくなっています。

なので、昼間もスキンシップをいつもより心がけ、今まで以上に息子の話を聞くようにしています。

 

そういう事をしながら、家で過ごす日常を楽しんでいます。

例えば、毎週末はお家で映画観賞会をしています。

映画館のように、部屋を真っ暗にしてプロジェクターで観ます。

先日は手作りのコーラを飲み、大袋のポテトチップをほおばりながら観ました。

手作りコーラは好評で、「また、作って美味しい!!」と言ってくれています。

 

こういう過ごし方は、今までは後回しにしてきた事です。

選択肢が多かったからです。でも、今はお家の中で楽しめる事をやって楽しむ。

環境が変わったら生き方を変えるのは当たり前の事だと思います。

 

どうか、ただ恐れるのではなく、備えながら恐れて下さい。